高齢化と少子化が加速する中、自分の人生の終わり方を自身でプロデュースする「終活」が注目されています。残された遺族の経済的、心理的負担を軽減し、自分自身も納得のいく最期を迎えることが終活のおもな目標であるといえるでしょう。
終活とは決して後ろ向きの考え方ではなく、残りの人生を前向きに考えることから始まります。悔いのないよう、より良く生きていくための準備でもあります。そう考えると、いつでも、すぐにでも始められる気がしますね。日々の忙しさの中で、自分と向き合い「今、本当にやるべきこと」を真剣に考えるきっかけにもなりそうです。
具体的には、亡くなったあとの財産管理や葬儀の準備、介護への備えや終末医療などの希望をエンディングノートなどに書き留めておく方法があります。文章化してわかりやすい形で残しておけば、残された家族にとって、大きな助けとなるでしょう。また自分のセカンドライフを具体的に検討しておくことも大切なことですね。